ラジャスリングを自分の施術に取り入れようかとお悩みの方へ。実際にサロンでラジャスリングを使用している新リンパ療法師の先生へ。気になる点を質問してみました。購入前の参考にしてみてください。
ラジャスリングはなぜ施術に必要なのでしょうか。どのようなシーンで特に必要と感じるか、教えてください。
ラジャスリングを使用する最大のメリットは、体の深い部分へしっかりとアプローチができることです。一般的な指圧では、力を入れると指に負担がかかります。新リンパ療法の摘まんで揺らす動作も、より筋肉の中に存在するリンパ反射ポイントを刺激するのは難しいものです。
ラジャスリングはその重みとポイントをついた刺激を与えられる構造。また、微細な電流を流すことで体の奥深くの反射ポイントを的確に刺激してくれます。
また、硬くなってしまった筋肉のハリや、それ以上の塊は、やはり指の力だけでほぐすのは大変。まずはラジャスリングでやわらかくしてあげれば、次の施術にもつなげやすいです。
とはいえ、ご自宅での健康ケアやボランティアで新リンパ療法を行うという方でしたら、無理に購入する必要はありません。あくまでプロとして活動しようと考える方が持つと良いアイテムだと思います。
ラジャスリングを使用する際、圧の掛け方など判断が難しいです。コツや気を付ける点があれば教えてください。
ラジャスリングの基本である軽擦は、筋肉の方向やリンパの流れさえ意識していれば、そう難しい施術ではありません。ですが、やはり金属のアイテムではありますので、骨や頭に当たってしまえば痛みもあります。
基本的な使用方法は理解しているのですが、あくまで基本止まりになってしまっています。応用的な使い方をするために、まずは何から取り組むべきでしょうか。
お客さんのコリに対して上手くアプローチできていない場合は、リングのサイズを変更してみるのも1つの方法です。また、軽擦ではなく筋膜をはがす、ツボを押すといった場合には、どの持ち方が最も合うのかいろいろ試してみましょう。
鍛錬会などで他の先生たちから意見を聞き、自分のスタイルを確立していくようにしてくださいね。
圧を掛ける際に使用するラジャスリングですが、誤って壊してしまう心配はありませんでしょうか。
ラジャスリングは力を入れずに軽擦するのが基本的な使用方法。落としたりぶつけたりを繰り返さない限り、破損した、曲がってしまったという話は聞きません。床に落としたとしても数回程度でしたら特に問題ないと感じています。
ただ、ルビーやラジウム部分がその拍子に取れてしまったという方はいらっしゃるようです。万が一、ラジウム部分を紛失してしまった場合でも、リンパ療法学院で修理を依頼できますので安心です。買いなおしをするのではなく、ずっと使い続けていけるアイテムだと思います。