メニューボタン

リンパマッサージは独学で習得できる?

リンパマッサージ師を目指している人のなかには、「スクールに通わず独学で習得したい」と考えている人もいるかもしれません。果たしてリンパマッサージは独学で習得できるのでしょうか?ここでは、リンパマッサージを独学で学ぶメリットやデメリット、勉強法を紹介しています。

独学でリンパマッサージを習得できる?

結論からお伝えすると、リンパマッサージの資格を独学で取得することは可能です。ただし、スクールなどでプロの講師から学ぶケースと比較すると、指導者がいないぶん上達は遅いです。また、学習計画やカリキュラムなども自分で立てなければならず、なかには途中で諦めてしまう人もいるかもしれません。

さらに、独学での最も大きな問題は、技術面の習得が難しいという点です。テキストなどで知識は豊富になっても、手技に反映できなければ意味がありません。確実に技術面を身に付けるには、プロによる施術を受けるのが重要です。テキストだけでは学びきれない身体の使い方などは、プロの施術を見て学ぶのが最適なので、独学ではなかなか身に付きにくいでしょう。

独学でリンパマッサージを学ぶメリット

学費がかからず、費用が安くすむ

独学でリンパマッサージを学ぶ最大のメリットは、何と言っても費用が安くすむという点です。リンパマッサージを学ぶ際には、スクールや通信講座を利用するのが一般的ですが、これらの場合はどうしても学費がかかります。一方で、独学でリンパマッサージを習得する場合は、ネットから情報を得たり図書館で本を借りるなどの方法を選択することで、お金をかけずに学習できます。

そのため、「リンパマッサージの資格を取りたいけれど、今すぐに学費を用意するのは難しい…」という人は、独学からスタートするのも良いかもしれません。

自分のペースで学習できる

スクールでリンパマッサージを学ぶ場合、授業時間以外にも移動時間がかかります。住んでいる場所や職場の近くにスクールがない人は、移動だけでもかなりの負担に…。また、仕事や家事、育児や介護などで忙しい場合は、独学のほうが続けやすいでしょう。

独学や通学以外にも、通信講座でリンパマッサージを学ぶこともできます。通信講座は移動時間がかからない反面、課題の提出などの制約があるため、忙しい人は負担が重いかもしれません。

気軽に始めやすい、気軽に辞めやすい

どのような趣味や資格勉強でも、「はりきってスタートしたけれど、自分には向いていなかった…」と感じるケースがあります。でも、スクールに通っている場合は、「せっかく学費を払ったのだから…」と気軽に辞めることはできません。ストレスを感じながら続けるか、お金はもう仕方ないと辞めてしまうか、むずかしい判断をせまられます。

一方で、独学でリンパマッサージを習得する場合は、金銭的負担も時間的負担もかからずスタートできるので、手軽に始めやすいのがメリット。気軽に学習を始められるので、「思っていたのと違うな~」というときもあっさりと辞めることができます。

独学でリンパマッサージを学ぶデメリット

困ったときに教えてくれる人がいない

勉強を進めていくと、「これで正しいのかな?」などの疑問が生まれてきます。しかし、独学の場合は、分からない部分もすべて自分で解決しなければなりません。とくに、リンパマッサージにおいて最も重要である実技では、自分自身で質問や疑問を解決するのは難しいでしょう。

一方で、通学や通信なら分からないところをすぐに相談できるため、スムーズに問題解決ができます。そのため、通学や通信と比べると、独学のほうがつまずきやすいといえます。

何をどういう順番で学ぶか、自分で計画を立てる必要がある

独学でリンパマッサージを習得する際、自分自身で学習計画やカリキュラムを立てる必要があり、実際に学習をスタートする前から時間がかかってしまいます。それでいて時間のない場合は、1つのトピックスを身に付けるだけでもかなりの時間がかかり、結果的に途中で挫折してしまうというケースも少なくありません。

その反面、通学や通信制のスクールは、あらかじめ学習計画やカリキュラムが構築されているので、効率的に学習を進めることができます。よって、短時間で知識や技術を習得したいと考えている人は、独学以外の勉強方法を選択するのがおすすめです。

間違いに気づけない可能性がある

独学で最も気を付けなければならないのが、間違った知識を覚えてしまうという点です。とくにネットを使って勉強する場合、ネット上には間違った情報も数多く存在しますが、素人はそれらを正しいと勘違いしてしまうケースも多いのです。

一方で、専門出版社や専門家が編集したテキストの場合は、誤った情報はほとんどないものの、最新の知識でない可能性があります。リンパマッサージの世界は日々新しい施術や知論が生まれているため、正しい情報を身に付けると同時に、なるべく新しい情報を獲得しなければなりません。

就職・開業サポートが受けられない

近年では就職支援や開業サポートが充実しているスクールも多いですが、独学の場合は就職や開業のサポートを受ける手立てがありません。知り合いがサロンを経営しているなどの特殊なケースを除き、各種申請や手続きはもちろん、サロンワークや経営、接客やマナー、集客方法なども一つひとつ自分自身で考える必要があるでしょう。

そのため、「なるべく早くリンパマッサージの資格を取得して、自分のサロンを持ちたい」と考えている人は、リンパマッサージの勉強と並行して独立開業などの勉強も行う必要があります。

練習台になってくれる人を探さないといけない

リンパマッサージに関する知識がどれだけ豊富でも、実際にお客様に対する施術ができなければ能力を活かすことができません。スクールの場合は講師や受講者同士で実技の練習ができますが、独学の場合は自分で練習台になってくれる人を探す必要があります。

また、相手を見つけても、その人が専門家でなければ、指圧の強さや身体の使い方に関する技術力の判断は困難。技術面については、知識面よりもつまずきやすい傾向にあるため注意しましょう。

ちゃんと学びたいなら独学ではなくスクールを選ぼう

独学でリンパマッサージの資格を取ることは可能ですが、間違った知識で施術を実施した場合、きちんとリンパを刺激できません。その場合、どれだけ施術を繰り返しても老廃物や水分が体外に排出されないばかりか、肌や筋肉を傷付けてしまう可能性があります。

もちろん、テキストやネットを使えば、リンパの場所や施術方法といった理論は身に付けられるでしょう。とはいえ、知識と実際の施術には大きな違いがあるため、リンパマッサージについてきちんとした知識と技術を習得したいなら、独学よりもスクールを選択するのがベストです。

【それでも独学を選ぶ人向け】
リンパマッサージの勉強法

参考書・書籍で学ぶ

どうしても独学でリンパマッサージを習得したいと思っている場合、とにかく参考書や書籍をじっくりと読み込むのが重要です。最初は分からないことだらけの状態なため、書籍を読んで少しずつ知識を身に付けていきましょう。

リンパマッサージに関する書籍は非常に多いため、その中から自分に合ったものを選んでみてください。また、リンパマッサージをマスターするためには、ボディケアだけでなく解剖学や生理学といった医学書で、人体の構造や働きについての勉強も行う必要があります。

動画を参考にする

参考書や書籍を使って勉強を進めていくと、文字だけではイメージしきれない内容がでてきます。そんな時には動画を参考にするのがベストです。内容によっては文字だけで学ぶよりも短時間で理解できるため、書籍と併用して使ってみると良いでしょう。

動画を入手する際は、リンパマッサージに関するDVDなどを購入するのが最適です。費用はかかるものの、プロのセラピストが自分の名前で出している動画なら、間違った情報を得ることがありません。

プロのリンパマッサージを受けてみる

座学ではなかなかカバーできない技術に関しては、実際にプロのセラピストによる施術を受けるのが最適です。施術を受けながら力の入れ具合や体重移動、一つひとつの動作などをきちんと確認してください。もちろん、1回の施術で技術のすべてを確認できるわけではないため、なるべく何回も施術を受けるのがおすすめです。

リンパマッサージを受けて力加減や身体の使い方を学んだ後は、家族や友人などに施術を行い、感想を聞かせてもらいましょう。