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リンパマッサージと肩こりの関係

リンパの流れが滞ると肩こりになるって本当?

そもそもリンパとは、リンパ液・リンパ管・リンパ節などから成る器官のことです。血液循環において毛細血管から染み出たリンパ液は、異物をろ過するリンパ節を通りながら、全身にあるリンパ管を流れています。ろ過されてきれいになった体液は、最終的に血管へ戻るというシステムです。

リンパ管には心臓のようなポンプ機能がなく、筋肉の働きによって流れます。もちろん、運動不足や長時間のデスクワークなどで筋肉を動かさなければ、リンパの流れも悪くなるのです。リンパの流れが悪い状態が続くと、体内に老廃物が滞り、肩こりが生じてしまいます。

また、ストレスは血管を収縮させてしまうため、リンパの流れが悪くなることも。リンパの流れが滞り、老廃物がスムーズに排出できなくなると、肩こりだけでなく、むくみや冷え、腰痛などを引き起こす可能性もあります。

肩のゴリゴリした感触は老廃物?

お客さんの施術中に、「肩にゴリゴリとした固まり」を感じたことはありませんか?マッサージ師でなくても、セルフマッサージ中に「なにか、ゴリゴリとした感触がある…」と不思議に感じている人はいるはず。このゴリゴリの正体は、老廃物の蓄積によって収縮された筋線維です。

リンパマッサージを行ってリンパの流れを良くしてあげれば、蓄積された老廃物の排出がスムーズになり、ゴリゴリとした固まりを解消できるでしょう。

肩こりに影響しやすいリンパ節とは

リンパ管の通過点にあるリンパ節は、全身に約800か所もあるといわれています。そのなかでも、肩こりと関係のあるリンパ節には、鎖骨・わきの下・耳の後ろにあるリンパ節が挙げられます。

これらのリンパ節が詰まると、肩こりの症状も重たくなってしまうのため、マッサージなどで普段から流れをスムーズにしておくのが重要です。それぞれのリンパ節のはたらきや肩こりとの関係についてまとめました。

鎖骨にあるリンパ節

全身を巡ったリンパ液は、最終的に血管へ戻ります。全身の老廃物の出口とリンパ液の入口を担っているのが、鎖骨のリンパ節です。鎖骨のリンパ節が詰まると、老廃物の排出がされにくくなり、慢性的な肩こりや倦怠感、肌荒れなどのさまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。

わきの下にあるリンパ節

喉に近いわきの下のリンパ節は、外部から異物が入り込んだ際の免疫機能を司る箇所で。流れが悪くなると肩こりだけでなく、二の腕のたるみや四十肩を招きかねません。肩の筋肉と隣接しているので、肩こりと深い関係にあるリンパ節です。

耳の後ろにあるリンパ節

耳の後ろをはじめとした首周りのリンパ節も、肩こりと深い関係にあります。肩こりで悩む人のほとんどは、耳の後ろから顎周辺のリンパの流れが悪くなっている可能性が高いです。詰まりをそのままにしてしまうと、頭痛や自律神経の乱れにもつながります。

リンパマッサージが肩こりに効く理由

リンパの流れに沿って軽くマッサージを行うだけでも、老廃物を排出する効果があります。リンパ液は皮膚に近いところを循環しているので、強い力で押したり刺激しなくても症状を和らげることができます。

また、リンパマッサージによってリンパの流れを良くすると、血行も良くなります。血液の流れが良くなると筋肉の緊張が緩和され、むくみやこりが解消できるのです。肩と関係のあるリンパ管をマッサージすれば、肩こりの解消も期待できます。

リンパマッサージ以外の対策・ケア方法

ストレッチで筋肉を伸ばす

リンパの流れを良くする方法の1つに、ストレッチが挙げられます。肩こりの解消を目的とする場合、肩周りの筋肉を伸ばしてリンパの流れをスムーズにするのが最適です。

肩周りのストレッチ方法として、まず左右どちらかの手を肩の上から背中へ回し、首の後ろを触ります。もう片方の手はわきの下から背中へ回し、反対の手に触れてください。この姿勢を10秒キープしたら、左右の手を入れ替えて同じ動作を繰り返します。3セットほど繰り替えすことで肩周りの筋肉が温まり、徐々に伸びてくるでしょう。

湯船につかって体を温める

「仕事や家事が忙しくて、じっくりと身体をケアできない…」という人は、入浴によってリンパの流れをスムーズにするのがおすすめです。湯船に浸かることで全身に水圧がかかり、リンパ管が適度に刺激されます。

マッサージは手の届く部分しか実施できませんが、入浴なら全身のリンパに圧力をかけることができます。この時、お風呂の温度は40度前後に設定し、15分ほど浸かるのがポイントです。筋肉の緊張が和らぎ、肩こりを解消しやすくなります。

しっかり水分補給をする

こまめな水分補給は、体内の老廃物を排出しやすくし、肩こりの予防に繋がります。なぜなら、リンパ管を通るリンパ液も、血液とおなじように水分で構成されているからです。水分を取り込むことによってリンパ液の成分が増加するため、自ずとリンパの流れもスムーズになります。

特に、乾燥しやすい時期は体内の水分が不足しがちなので、肩こりを解消したい人はこまめに水分補給を行いましょう。入浴によってリンパの流れを良くした後も、必ずコップ1杯の水分を補給してください。